ご相談の中に「矯正以外の方法で治したい。」とおっしゃる方が多くその理由として、「矯正では治療期間が長すぎる。」「矯正中の見た目がイヤ。」なかには「以前矯正治療をしたが、歯が動いてしまい、また歯並びが悪くなってしまった。」というかたがいらっしゃいます。

この問題に関しては我々歯科医の間でもさまざまな考え方があると思いますが、篠ヶ瀬歯科の考え方（私見）といたしまして、矯正もクラウンも治療方法の１手段であると思っています。「歯は削らないほうが良い、神経は抜かないほうが良い、歯は抜かないほうが良い。」

それも一理あります。しかし患者さんの年齢、職業、その時の状況により、前述の考え方を我々歯科医が患者さん方に押し付けるのでなく、我々臨床医は患者さん方のご希望に沿って、少しでも早く、かつより満足していただける手段、治療方法を選択すべきであると考えます。

再度申し上げますが、あくまでこれは当院の方針であり、矯正歯科医、あるいは他の一般臨床医におかれましては、それぞれの立場でのお考えがあるかと思います。
2014年12月15日